NS Basic/Palm 4.1 Release Notes

January 6, 2004

© 2009 NS BASIC Corporation. All rights reserved.


Contents

  1. デモ版
  2. NS Basic/Palmのインストール方法
  3. 開発したプログラムのデスクトップ上での実行方法
  4. 新規追加項目
    バージョン4.0.0
    バージョン4.1.0
  5. 注記
  6. ドキュメント
  7. サポート

NSBasic/Palm 4.1 へようこそ!

NS Basic/Palm 4.1.0 は、NS Basic/Palm 4.0.0 からさほど期間を空けないままリリースとなりました。新バージョンにはPalm OS 5.x デバイスでの飛躍的な速度の向上と、様々な機能拡張と修正が含まれています。

Armプロセッサのネイティブモードで動作するため、NSBasicアプリケーションは最高で25倍速くなります。詳細はこのテクニカルノートに記述されています。

他の主な新機能には、改良された共有ライブラリ/API関数のサポート及び、デスクトップ上でのテスト環境が向上しています。さらに、Pocket Purchaseプラグインが追加され、開発したアプリケーションの販売が非常に簡単になりました。

NS Basic/Palmは、Palmアプリケーション用のパワフルな統合開発環境です。作成される実行ファイルは、Palm OS 5.xはもちろん、Palm OS 3.1以降を使用したどのPalmデバイスでも動作します。NS Basic/PalmはWindows 95, 98, ME, NT, 2000, XP上で動作します。Virtual PCを使うとMac上で、Win4LinまたはVmWareを使うとLinux上でも動作します。

NS Basicの旧バージョンで作られたプログラムは、新バージョンでも変更することなく動作します。また旧バージョンでコンパイルされたプログラムは、新しいRuntimeと共に問題なく動作します。

NS Basic/Palmは商用ソフトウェアで、インストール時にLicense Agreement(使用許諾契約)に同意することにより、ユーザーにライセンスが与えられます。使用許諾契約はハンドブックにも記載されています。

本稿には、NS Basic/Palmのインストールおよび動作に必要な内容が記述されています。

本稿の最新版は弊社ウェブサイトに掲載されています。インストールに関する記述や再新情報が入手できます。

NS Basic/Palm Features

Palmアプリの最も簡単なプログラミング手段!

1. デモ版

デモ版には、以下の制限があります。他の部分は正規版と同様です。

デモ版では、アプリケーションに自動的にNS Basic Runtimeが組込まれますので、別にダウンロードする必要はありません。

2. NS Basic/Palmのインストール方法

CD-ROMからインストールする場合、NS Basic/Palmは直接このドキュメントからインストールできます。もし、既に古いバージョンがインストールされている場合は、最初にアンインストール(Uninstall)を行ってください。 下にあるNsbasic4.EXEリンクは、このドキュメントをCDから開いている時のみ有効です。
  1. Nsbasic4.EXEをインストール。これは必要な全てのファイルをあなたのコンピュータにインストールし、「スタート」にNS Basic/Palmを追加します。このリンクをクリックして、ダイアログが出ましたら、プログラムを実行するよう指定してください。次のようなメッセージが現れるかもしれませんが、無視していただいて結構です。"The publisher cannot be determined due to the problem below: Authenticode signature not found."
  2. インストールが完了しましたら、NS Basic/Palmを起動してください。正式版をお持ちでしたら、「ヘルプ(Help)」メニューの下からシリアル番号(ハンドブックの裏面に記載)を入力してください。この入力がないと、デモ版と同じように扱われ、作成するアプリケーションは5日間しか動作しません。
  3. IDEを日本語表示にします。IDEが英語表示になっている場合、「ツール...オプション...一般」とメニューを操作してください。ダイアログ中の右下にあるボックスから"Nippon"を指定し、NS Basic/Palmを再起動してください。
  4. 「実行」メニューからNS Basic RuntimeとMathlibをお使いのデバイスにダウンロードしてください。「ツール...オプション...コンパイル/ダウンロード」で「Fatアプリにコンパイル」を指定した場合、Runtimeをダウンロードする必要はありません。Mathlibは特別な算術計算をする時のみ必要です。
  5. ユーザ登録を行ってください。最新情報およびアップデート版を入手するために、登録を済ませてください。直接当社からご購入頂いた場合は、既に登録が済んでいます。
  6. Pocket Purchaseを使用するには、別にインストーラを実行して下さい。
    CDからインストールする場合、このインストーラを実行
    ダウンロード する場合、このインストーラを実行

直接本ドキュメントからインストールすることができない場合、代わりにNsbasic4.EXEを直接起動してください。

インストール時に問題が発生した場合は、Tech Note 01を参考にしてください。

使ってみよう!

「スタート」からNS Basic/Palm OS、NS Basic Palm IDEと選んで、NS Basic Palmを起動します。ダイアログボックスが現れたら「既存」から、Samplesにあるプロジェクトを一つ指定してください。プロジェクトが開き、内容が画面上で見れます。コンパイルするとPalmデバイス上で実行可能な.prcファイルが作成されます。また、チュートリアルは基礎的なIDEの使い方と簡単なアプリケーションの作り方を説明していますので、試してみて下さい。

NS Basic/Palmを英語以外(日本語等)のWindows環境で使用する

NS Basic/Palmは2バイトの文字セットをサポートしています。以下はNS Basic/Palmの設定手順です。

http://nsbasic.com/palm/Japanese/を参照。


3. 開発したプログラムのデスクトップ上での実行方法

デスクトップ上でプログラムを実行するには2つの方法があります。POSEはPalm OS 5.0より前のデバイスの代わりをし、SimulatorはPalm OS 5.xデバイスの代わりをします。どちらを使った場合でも、NS Basicの「実行」メニューからプログラムの起動および終了ができます。「ツール...オプション」メニューから使いたい方を選んで下さい。Fatアプリにしない場合は、Runtimeのダウンロードを忘れないで下さい。

重要:Simulator、Romイメージ、および関連ファイルは、PalmSourceからライセンスを頂いています。NS Basicをインストールする際、PalmSourceのEnd User License Agreement(ライセンスの条件を含む)に同意します。同意書のコピーが\Program File\NSBasicフォルダーに納められています。

POSE - Palm OS Emulator

NS Basicは、Palm OS 4.1を搭載するPalm IIIのROMイメージを持ったPOSEをインストールします。(注:現在これは英語版のみですので、日本語版のROMはご自身で入手して下さい。)別のデバイスや日本語のシミュレーションを行いたい場合は、適切なROMイメージをメーカーか、お持ちのデバイスから入手して下さい。

お持ちのデバイスからROMイメージを取得する場合、 (Downloadフォルダーにある)ROM Transfer.prcを使い、デバイスからデスクトップへとファイルをコピーします。一旦入手したら、POSEから新しいROMファイルを指定して下さい。

各デバイスは専用のROMを持っています。時にそのデバイスだけの特殊機能を含んでいる場合もあります。メーカーによっては、特別なバージョンのPOSEを持っていますので、状況によってはそれらを使う必要があるかもしれません。

POSEの設定は\WINNT\Palm Emulator.iniに保管されます。

Palmの他のROMやPOSEのドキュメントをやファイルを入手したい場合は、 http://www.palmos.com/dev/tools/emulator/から入手できます。また、こちらも参考にして下さい:

Simulator

Palm OS Simulatorは、Windows上で動作するPalm OS 5です。Palm OS 5 ROMが含まれていますので、ROMイメージをダウンロードしたり、アップロードしたりする必要はありません。(注:現在これは英語版のみですので、日本語版のROMはご自身で入手して下さい。)Simulatorはデスクトップ上であなたのプログラムを動作させるためのものです。POSEと同様に、NS Basicから制御できます。

一番最初に起動する時、License Agreementに同意するように聞かれます。同意したら、一旦Simulatorを終了し、再起動します。エラーメッセージが現れるかもしれませんが、無視して結構です。

メーカーによっては、あるデバイス用に特別バージョンのSimulatorを持っています。例えば、PalmOneはTungsten T|3バージョンをもっています。これはPalmOneのウェブサイトからダウンロード可能です。NS Basicからこれを使うには「ツール...オプション」メニューからパス名を変更して下さい。

また、http://www.palmos.com/dev/tools/simulator/からSimulatorをダウンロードすることができます。これにはSimulatorの使い方に関する、詳しいドキュメントが含まれています。


4. 新規追加項目

以下はNS Basic バージョン4での機能拡張及びバグ修正です。オンラインヘルプも以下の内容で更新されています。ハンドブックも最新版に伴って更新されました。

4.1.0での機能拡張および修正:

  1. Palm OS 5 用の新しいRuntimeは最高で25倍速度が向上
  2. 「ツール... オプション... コンパイル/ダウンロード」設定に「Include Arm Native Runtime 」を追加
  3. プロジェクトエクスプローラで右クリックすることにより、フォームの順番を変更できる
  4. コントロールの並べ替えが可能
  5. 検索/置き換え機能にあった問題を解決
  6. Launcher Nameは引用符がチェックされる
  7. コンパイルエラー後、コード内のカーソルが正しい位置に表示
  8. プロジェクトファイルが読み込み専用の場合、表示された警告メッセージを保存することはできない
  9. プロジェクトエクスプローラが閉じている時のError 91を修正
  10. メニュー項目削除を修正
  11. フォームの切り取りと張り付けを行っても、オブジェクトは同じ位置のまま
  12. リソースへのパスを編集している時のエラーを修正
  13. Group ID の範囲は、0から255でなくてはならない
  14. コードウィンドウは斜体文字の設定を記憶
  15. ボタンの複製中のエラーを修正
  16. Creator IDの確認を修正
  17. 存在しない「最近」のプロジェクトを開く時の問題を解決
  18. 変更があるコードウィンドウが開かれている時、NSBasicを終了しても正しく動作
  19. フォームの幅を1600にセットした時の問題を解決
  20. ボタンの名前の重複確認は、大文字/小文字の違いを無視
  21. コードウィンドウが開いた状態でフォームを削除した時のError 91を修正
  22. 「オプション」ダイアログのWindows XPでの見た目を改良
  23. サブメニューの切り取りと張り付けを修正
  24. 無効なオブジェクト名を使用した時のError 5を修正
  25. IDEのサイズを変えた時に起こるError 380を修正
  26. 「全て選択」のキーボードショートカットがコードウィンドウに追加
  27. メニュー項目の切り取りや削除は、プロジェクトエクスプローラで右クリックすることによって可能
  28. コントロールのwidthが160でも、left属性の変更可能
  29. List.removeのメモリーリークを修正
  30. 「オプション... 一般」にあるグローバルパスはFilesディレクトリで、変更は不可能
  31. スペース(空白)を含むプロジェクト名でも、クリックすることによって開く

4.1.0に伴うドキュメント:

  1. Native Runtime: NSBRuntimeARM68K.prcは\Program Files\NS Basic\Palmへインストールされる。これを使うには、デバイス(またはシミュレータ)へダウンロードするか、「ツール... オプション... コンパイル/ダウンロード」にある"Include Arm Native Runtime"を選ぶ。詳細はこのテクニカルノートを参照。

バージョン4.0における追加:

  1. 共有ライブラリのサポートを飛躍的に向上
    a. .INFフォーマットを拡張し、変数タイプ情報が追加可能
    b. .INFファイルは、最初のセクションにInfVers=2.0を入れて、.infフォーマットを使用する
    c. 共有ライブラリ及びAPI関数コールに、最高で50までの引数が使用可能
    d. 戻り値のために、文字列を予め割り当てる必要がなくなった
    e. 共有ライブラリをプロジェクトに含むことが可能
    f. NSBTermコードは、他のアプリによる取り除きを無視するように変更
    g. SysLibFindを基に、条件付きでライブラリを読み込み
  2. エミュレータはROMを含む(ダウンロード/アップロードの必要がない)
  3. シミュレータをNS Basicから制御可能
  4. GetVersion(prcName) は、どのprcファイルでもTVERバージョン番号を返す
  5. Pocket Purchaseのサポートを追加
  6. Tungsten T3のサポートを追加
  7. 中国語のヘルプファイルを追加
  8. IDEにフランス語を追加
  9. IDEにヘブライ語を追加
  10. IDEにポルトガル語を追加
  11. IDEにロシア語を追加
  12. より速く、より信頼性のあるインストーラを使用
  13. PalmOneデバイスのイベントコードを変更
  14. GetVersion(prcName)は、アプリケーションのTVERバージョン文字列を返す
  15. テクニカルノートの更新
  16. SpecEventsサンプルを更新
  17. メモリーが少ない状況でのメッセージの改善
  18. VFSLib: 新しい関数 - GetDeviceUniqueString
  19. SysInfo(9,10,11) を追加
  20. SysInfo(5)の問題を修正
  21. コンパイル後にPOSE起動でハングするのを修正
4.0.0に伴うドキュメント

1. 改良された共有ライブラリの詳細はTech Note 5dを参照して下さい。また、Tech Note 5eにチュートリアルがあります。

2. Pocket PurchaseはNS Basicアプリケーション用のプラグインで、これを使うと開発したアプリケーションを簡単に販売できます。"Buy It Now"機能があなたのアプリケーションに追加され、お客様からクレジットカードの番号を入力して頂き、安全にそれをPocket Purchaseへ送り、そして登録を行います。Pocket Purchase, Inc.は、あなたへ支払いをお送りします。Pocket Purchaseの詳細はTech Note 28を参照して下さい。

3. Pa1m0ne Device Events: ZireおよびTungstenデバイスには、グラフィティ領域にいくつかのボタンや-Wayセレクターを持っています。これらはイベントとして、認識することができます。イベントスクリプト内で、GetEventType()=7をチェックすることにより、Pa1m0neデバイスのイベントが認識できます。そしてGetKeyを使って、どのイベントかを判断します。これらのイベントを取得するため、NS Basic/Palm 3.1.1以降、これらの値は変わりましたので、ご注意下さい。新しいT3デバイスは、いままでに使っていた値と衝突を起こしていました。以下のテーブルの値は、異なったデバイス上でのテストを基にしています。これらはデバイスによって異なるでしょう。Pa1m0neは値を公開していません。
警告:新しいデバイスに使われている新規ボタンが、既存のものと同じコードを生成するようになったため、これらの値は4.0.0で変更しなければなりませんでした。

Button GetEventType() Asc(getKey())
離す(5-Way select) 7 200
左 (5-Way select) 7 204
右 (5-Way select) 7 208
選択 (5-Way select) 7 216
アルファベットキーボード 7 13
テンキー 7 14
コントラスト調整 7 11
時計(シルクスクリーン) 7 0
時計(バーチャル) 7 1
明暗調整 7 13
カメラのシャッターボタン 7 8
T3ケースを閉じる 7 4
T3ケースを開く 7 5
Soft Grafitti Area 1 7 15
Soft Grafitti Area 2 7 16
Soft Grafitti Area 3 7 17
Soft Grafitti Area 4 7 18

4. T3デバイスでのPopUpDate: PopUpDateコールから戻る時、 DRAW*ステートメントはリフレッシュされません。いままではPalm OSがこの処理をしていましたが、PalmSourceによりますと、これからは呼んでるアプリケーションが処理する必要があります。

5. SysInfo(9)は、Palm OSドキュメントにあるKeyDownEvent.chrを意味します。これはイベントをもたらす文字コードで、どのキーボート文字(ソフトおよびハードボタン)でも対象になります。あるメーカーのデバイスには、特別なchr値があります。例えば、PalmOneは1280から3925の範囲に特殊イベントを持っています。それらの値は、メーカーからのSDKに含まれるファイルに説明されているでしょう(PalmChars.h)。

SysInfo(10) は、Palm OSドキュメントにあるKeyDownEvent.keyCodeを意味します。これはchrに関する追加情報を含んでいます。例えば、5-Wayボタンはこの値を使って、イベントが上、下、右、左かを伝えます。

SysInfo(11) は、Palm OSドキュメントにあるKeyDownEvent.modifiersを意味します。 フラグはSysEvent.hで定義されています。フラグがセットされているかチェックするために、この値のビットをテストする必要があります。例えば、0x0008がセットされているということは、'commandKeyMask'ビットがセットされていることを意味し、受け取るchrは文字ではなく、コマンドを意味します。


5. 注記

一般的な問題や解決策はTech Note 01を参考にしてください。
  1. Tungsten T3デバイスでは、PopUpDateコールから戻る時、DRAW*ステートメントと使ったスクリーンの状態に自動的に回復しません。ReDrawステートメントを使って、スクリーンを再描画して下さい。これをすると、Form_Before及びForm_Afterスクリプトが実行されることを頭に入れておいて下さい。
  2. バージョン4.0における新しいINFファイルフォーマットは、引数の正しいタイプと数の情報を持っています。これにより、今まで正常に動作していたプログラムがコンパイルエラーになる可能性があります。古いコンパイラーでは間違った使い方でも許容されていましたが、新しいバージョンでは検出されます。

6. ドキュメント

  1. NS Basic/Palmのパッケージにはハンドブックが含まれています。約140ページの本には、全てのコマンド、ファンクション、ステートメント詳細が例文と共に載っています。
  2. オンラインヘルプには全てのステートメント、ファンクション、オブジェクト、定数の概要が含まれています。
  3. Tech Notes(テクニカルノート)はNS Basicの機能拡張等、詳細情報が含まれています。
  4. サンプルコード:NS Basic/Palmのユーザによる、いくつかのプログラムがウェブサイトにあります。さらにFileセクションのNS Basic Web Boardにも多くのプログラムが含まれています。
  5. NS Basic Programming for Palm OS(英語): Michael Verive氏による317ページの本は、NS Basicのテクニックや裏技がたくさん含まれています。

7. サポート

我々は可能な限りのサポートを提供しています。以下のリソースが利用可能です。
  1. 一般的な問題
  2. NS Basic/Palm Web Board(英語) 質問やコメントの掲載したり、問題への解答を見つけられます。また、多くのサンプルプログラムがFilesセクションに含まれていますので、定期的にチェックすると良いでしょう。
  3. Emailサポート: ご質問はnipponsupport© nsbasic.comへお送り下さい。
  4. Tech Notes: 機能拡張情報等、幅広い詳細情報が掲載されています。
  5. アップデート: NS Basic/Palmは定期的にアップデート版(無償)をリリースします。サービスを受けるためにはユーザ登録されている必要がありますので、まだ登録を済ませていないようでしたら、今直ぐ行って下さい。

当社は電話サポートは行っていません。多くの問題はコードの参照が必要だっり、webアドレスの交換が必要だったりしますので、直接声で伝えるには限界があります。Emailサポートをご利用下さい。できる限りの早い回答をお送り致します。


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